概要
以前は、パスの書き方が複雑で tramp は使いにくそうだなと思っていましたが、 ssh.el とともに使うことで
便利に使用できるようになりました。
デモ動画
termtosvgで撮影しました
1. M-x ssh pi でssh接続します
2. find-fileするとpiのディレクトリがdiredで見られるし、 ファイルも編集できちゃっています
利点
- ssh バッファでtab補完が効きます
- ssh バッファから簡単にファイルが開けます
- リモートでも magit が使えます
手順
- ssl.el をインストールします
- 方法1. ssh.el をコピーしてload-pathを設定します
- 方法2. package-installを使用します
M-x package-install
- ssh と入力してEnterキーを押します
- ssh先で 公開鍵認証 が使えるようにしておきます
使用方法
ファイルを開く
M-x ssh
- ssh先のユーザ名とホスト名を
username@hostname
のように入力します
- \C-xf (find-file)
ここで、trampを使ってssh先のファイルを開けます
バッファの切替
(ssh "username@hostname")
をevalすると、すでにsshバッファがある場合は切り替わり、そうでない場合は
sshバッファを作成するので、ファンクションキーに割り当てておくと便利です。
- ibuffer でssh-modeのフィルターを作成すると便利かもしれないです。
不明点・問題点
- trampモードで開いたファイルから、対応するsshバッファを簡単に開ける方法がわかっていないです
- ssh先のユーザ名がローカルと異なる時には
username@hostname
のようにユーザ名を入力する必要がある
- tramp での接続時にローカルでのユーザ名が使われてしまい、接続できません
- sshを切った場合は、一度sshバッファを削除して再度、
M-x ssh
から開始する必要があります
trampからのshell (emacs26)
emacs26で試したところ sshで接続しているtrampのバッファでshellを実行すると、sshでshell実行されました。(どのemacsからなのか不明なのですが)
piと言う名前で~/.ssh/config に登録してあるホストを使った実験結果。↓
term2svgでの録画
参考